遠浅の海、羊の群れ。

羊の群れは、きまって遠くの向こう岸で、べえやべえやとわなないている。

肉のくせに人間様より休んでやがる

今、肉を休ませている。 30年以上人間をやってきた。その間、生徒を休ませたり、バイトを休ませたりしたことはあった。しかし、肉を休ませたのは始めてだ。 恥ずかしながら、料理は得意ではない。 腹が減っていなければいいと思う。次いで食べられたらいい…

枕元に好きなモノをぽつんと置いてただ見てるだけでも

一年ほど前に、ミニマリズムという生き方に傾倒したことがある。「生き方」というよりは、「生活手法」と言ったほうが正しいかもしれない。それを専門としてやっている、自身をミニマリストと自称するような類の人々は、それこそが「思想」だとのたまうのか…

情熱が枯渇したら

35歳になった。 十代の頃に考えていた35歳といえば、名実ともに完璧なおじさんである。二十代の頃に考えていた35歳も、名実ともに完璧なおじさんだった。と、いうことは、僕は今名実ともに完璧な、純粋な、混じり気のない、正真正銘のおじさんになった…

”士”への憧れ

資格もなく、経験もなく、終わりの見えない転職活動にうんざりしつつ、「ひと月を、またはふた月を過ごせるならばなんでもいいや」と決めた仕事は事務職だった。 楽そうだからと総務部を希望していたのだが、僕が配属されたのは人事部だった。会社の中で人事…

ボヘミアンラプソディーを観た。

朝、彼女が出ていくのにまるで気が付かなかった。 一度9時くらいに起きたはずなのに、眠くて眠くて、なんでこなんなに眠いのかと思うほど眠くて11時まで寝ていた。 10時40分のアラームは何回かスヌーズしたことになる。 今日は映画を見る予定だったの…

決めた

今後、書きたいことはここに書く。

死ぬまで暇はつぶせない

「人生は死ぬまでの暇つぶしだ」と、少年は言った。少年は重度の中二病を患っていたのである。なんとおいたわしや、である。 人生が死ぬまでの暇つぶしだとはよく言ったもので、おぎゃーと生まれて零からはやばや七十年、その間の今このときも、すべては意識…

暇がこわい人たち

僕はここ何年かtwitterをやっている。 タイムラインにソシャゲのガチャで手に入れたレアモンスターを呟く人が何人かいる。 失礼ながら、僕はこの行為に対して「暇なんだな」と思ってしまう。 ソシャゲを、自分自身がすべてやめてしまったからというのもある…

パチンコやめたい

両隣の筐体が轟音とともに確立変動に入った。(どうせ単発か、続いたとしてもすぐに終わるだろう)という僕の予想に反して、連続大当たりを続けている。それに対して僕が「これだ!」と選んで座った台はうんともすんとも言わず、やかましいので音量をOFFにし…

文章

文章を書き散らかしたあとは、とてもすっきりした気持ちでいる。 どうやら、「ものを書く」という行為にはデトックス効果があるらしい。 変にかまえずに、書きたいときに書けばいいのだと思った。 推敲も同じだ。

題目知らず

今後、書きたいことはここに書く。僕は「ブログ」というものに懐疑的だ。 「ブログとは現代の随筆である」と言われたところで、さて何を書いたらいいものか、皆目見当がつかない。あのブログ閲覧数年間〇位の著者が遂に出版! と煽られたところで、そんなも…

スヌーズゾンビ

僕はスヌーズが嫌いだ。 なんなのだ、あれは。 スヌーズとは、言わずと知れた、「一度止めても、また鳴る」目覚まし時計の機能である。もう一度言う、いったいなんなのだあれは。 僕の同居人は朝が弱い。朝も弱ければ夜も弱い。 朝が起きられないのは当たり…

出勤しよう

(やってしまった)と思ったときには遅かった。 中延駅は既に遠く視界の外、電車内には、「次は戸越公園」というアナウンスが響いている。スマートフォンをいじるのに夢中になっていて、乗り換えの駅で降り損ねたのだ。これがぐちゃぐちゃに疲れた夜の帰りの…

図書館に行こう

うだる暑さに辟易としながら、本年も夏らしい夏が行く。夏季休暇真っただ中、ツイッターのタイムラインには海だの山だの旅行だの楽し気なつぶやきが乱立している。 何がビーチだホテルだ花火だ浴衣だ、一皮剥けば単なる乱交パーティーなんだろ?! 別に!全…

ブログっていいよね

台風が来るという話だが、今日も明日も在宅勤務の僕にはまるで関係のないことのようにも思える。 少なくとも、行きと帰りの電車に困るということはないはずだ。 大風を待ってか、気温は下がり、昨日や一昨日に比べると明らかに過ごしやすい気候であった。 さ…

ノマドワーカーって(前)

自宅から一駅離れたモスバーガーでこの記事を書いている。持ち歩く用のモバイルノートを購入したのも最近だ。今日は、記念すべきこのモバイルノートの初持ち出しということになる。 先週の土曜、彼氏と昼飯にマクドナルドに入った。ノートやら参考書やらを広…